kindlized

"The book kindled my interest."

MENU

【九九%のマネー本を無効にする方法論】『超簡単 お金の運用術』山崎元

 

全面改訂 超簡単 お金の運用術 (朝日新書)

全面改訂 超簡単 お金の運用術 (朝日新書)

 

 【概要】

 私の手元にあり、今回ご紹介するのは旧版ですが、今なら※5月6日までkindleゴールデンウィークセールで全面改訂版が250円!

 

(一)極めて簡単だけれども

(二)現実的にほぼベストに近くて、かつ

(三)無難なお金の運用方法を、

わかりやすく、体系的に、根拠もしっかり示して説明してくれるマネー運用本

【アマゾンの紹介】

難しいのや面倒くさいのはイヤ。最小のリスクで確実に増やしたい。そんな普通の人のために考え抜かれた究極の資産運用法を公開します。やさしくて今すぐできて、100万円から1億円まで対応。現実的にお金を運用するなら、これだけ知っておけば十分だった! 

 【目次】

第一章 超簡単お金の運用法の具体的な手順

第二章 超簡単お金の運用法の補足と納得のための説明

第三章 お金のあれこれ簡単レクチャー

 

 【ポイント】

◆1 九九%のマネー本を無効にする方法論

近年、多くの個人とお金の運用の話をしてみて分かったことだが、大多数の個人は、たとえばファンドマネージャーほどお金の運用に時間と情熱を注ぎ込む意思を持っていない。当然のことだろう。普通の人にとって、運用は、仕事でも、趣味でもないのだ。

厳密にその時に一番いい運用方法ではなくても、まあまあの方法でかつ無難な方法があれば

それで十分な人が大多数なのではないだろうか。(中略)

「ベスト」とか「最新」ではなくても、「ほぼベスト」で「無難な」方法を一つだけ納得できれば、普通の人には十分だろう。

 

 

◆2 世の中の金融商品の大半が「ダメな商品」

端的にいって、運用商品については、曖昧さのほとんどない、明確な優劣が付くと思ってもらっていい。マネー誌などには同一カテゴリーの投資信託が同時に複数紹介されたりしているが、あれは無意味だ。(中略)はっきりいって、世の中の金融商品の大半が、検討にすら値しない「ダメな商品」なのだ。

 

 

◆3 どのファンドが優れているかは誰にも判断つかない

運用者の裁量が運用結果に影響するものについては、運用者なり運用会社なりの運用力を評価しないと、どの商品がいいかは結論が出ないが、この部分について考慮して運用商品を選ぼうとすることは、はっきりいうと無駄である。一つには、運用者の優劣は極めて不安定だし、もう一つには、どの運用者が優れているかは、素人にはもちろん、プロの評価会社や運用者自身にとっても判断が付かない。(中略)

あり体にいえば、どのファンドが平均に勝つかが事前に分かるような「うまい話」が本当にあれば、それを知った人は、他人のためではなく、自分のためにその情報を使うはずであろう。それが当たり前の経済常識というものだ

 

◆4 ダビスタじゃなく手数料

他人の運用を評価して、ファンドを選び、それに賭けるという作業には、ゲームでいうと「ダービースタリオン」を楽しむような面白さがあり、またプロの運用者を応援することに一定の社会的な意義もある。しかし、ある運用者がが、市場の平均よりも、あるいは同類の他のファンドを運用するファンドを運用するファンドマネージャーよりも優れているかいないかという判断はできないのだから、うまくやれといっても仕方がない。

結局、できることは、実質的な手数料がより小さいファンドを選ぶことしかない。

 【感想】

「貯蓄」から「投資」へという言葉が言われ、個人貯蓄率の比較的高いわが国でも、いよいよ投資型社会への移行が謳われてから数年、投資は非常に身近なものになってきたといえます。

ですが、金融の世界は、とても難解そうで、選ぶべき商品は溢れきっていて迷子になりがちで、さらには元本を溶かしてしまったなどの失敗談は探さなくてもたくさんあって、さながらカモを食わんとする魑魅魍魎の跋扈する世界のよう。

そして私たち普通の人たちにとって、お金の運用は「仕事」でも「趣味」でもないのです。

つけこまれる理由はありありなのです。

この絶望的に売り手側に「ナメられてる」状況から脱出するためにはどうするか。

私たちもプロのファンドマネージャー並みの知識を見につけ武装する、というのは不可能ですから、確固たる意思をもって、理論付けもしっかり理解して、無難で、簡単で、現実的な方法をとり、甘い言葉に貸す耳をもたないようにするべきというのがこの本の骨子。

証券会社に属する側の人でありながら、個人投資家側に立ち、「金融商品の多くはダメな商品」「ファンドマネージャーなんて6割負けてる」「投資信託の手数料は高い」「外国為替ゼロサムゲーム」「高齢者こそハイリスク」「プライベートバンクの手数料はサービス料」「銀行は資産運用には使うな」など、ぶった切っていく様が実に清清しい。

ほかにも

「持ち家か賃貸か」「退職金の運用方法は」などなど気になるお金の話が満載です。

もちろん表題の「超簡単 お金の運用術」の詳細も載っています。

これからお金の運用を考えているけれど、右も左もわからないという方はぜひ一読を。