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【基本ができないやつはどこでも成功しない】「最強マフィア」に学ぶビジネスの「基本の基本」。『最強マフィアの仕事術』を読んで

【はじめに】

こんにちは、Kindlizedです。

本日は、現在開催中のKindleセールから『最強マフィアの仕事術』をご紹介します。

最強マフィアの仕事術

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著者:マイケル・フランゼーゼ

『最強マフィアの仕事術』(花塚 恵 (翻訳) 出版社: ディスカヴァー・トゥエンティワン )の著者マイケル・フランゼーゼは、「アル・カポネ」の再来と言われたイタリア系のメイドマン(マフィアの正式な構成員の呼称)。

 

父は所属したコロンボファミリーのアンダーボス(ナンバー2)。

父子そろってマフィアの血で血を洗う世界で名を成しています。

 

コロンボ一家 - Wikipedia

 

特にガソリン税の脱税では数十億ドルにのぼる大規模な犯罪にも手を染めています。

その稼ぎぶりが話題となり冒頭の「アル・カポネの再来」という評価となったのでした。

 

そんな彼が「マフィアだけが知っている実戦の知恵を教える」べく筆をとったのが本書。

 

裏社会であるマフィアの世界での「知恵」がビジネスと関係あるのかと訝しく思うのも当然ですが、本書を読んでみれば、彼のビジネスの極意は、「至極真っ当」であることを知るでしょう。

 

本書のテーマは、「成功とお金を手に入れる秘訣など存在しない、しないからこそ「基本を知り、情報を活用し、ハードワークするしかない」ということ。

 

ですので、本書の帯には「常識はずれの成功ルール」の文字が踊っていますが、

書かれているルールは極めて常識的なものです。

 

よって本書の内容を知った上で添削するなら、「常識はずれの」世界で「成功」するための実戦ルールといったところでしょうか。

 

では、「マフィア界の若き天才」と評された男の考える基本とは何なのか、

今回は本書の最初に説かれている「基本の基本」を見ていきましょう。

 

目標を定め、計画を立てろ

マフィアは「他人のカネは自分のカネ」だと思っている。だから、マフィアのビジネスプランは「いかにカモの財布からカネを奪うか」に尽きる。マフィアのいう「カモ」とは、自分のファミリーに属さない人全員だ。
こんな計画では銀行からの融資は受けられないだろうが、計画には違いない。ビジネスプランを持たないビジネスがあまりにも多いが、計画がなければ何事も成し遂げることができない。これはマフィアのビジネスでも、普通のビジネスでも同じ、基本中の基本だ。(中略)
ビジネスとは、事前に明確な目標を定め、その目標に沿って計画的に仕事を進めていくものだ。見えない目標を達成することはできない。だからマフィアは、目に見える身近な相手をカモに選ぶ。

 仕事がうまくいっている時は、「がむしゃらに」がんばっていればいいのかもしれません。ですが、ビジネスが常にうまくいくなんてことはありません。その時に本来の目的を失わずに進むことができるかどうか。それが優秀な者とそうでない者を分けると言います。

甘い計画を立てるくらいなら、何もするな

ただし、当然、どんな計画でもいいというわけではありません。「具体的」で「筋の通った」、「ありきたりでない」計画でなければいけないと筆者は説きます。彼の生きていた世界では、「しくじり」がそのままイコール寿命を縮める「ハメ」につながります。

今後のために覚えておいてほしい。どこかで聞いたことのあるような計画は「よい計画」ではない。大勢の中の一人では、誰からも融資を引き出すことはできないだろう。

早起きしてハードに働け。パジャマ姿で殺されるな

計画ができたなら、あとは本気で取り組むだけです。ですが、弱い人間はここからが果てのない道。「計画」と「実行」の間には大きな溝があります。

「あとはやるだけ」という言葉ほど私たちにとって「簡単」で「困難」な言葉は無いのではないでしょうか。

(午前11時に殺されたソルジャーの姿がパジャマだったことをうけて)・・・マフィアで大成する者は、必ず夜明けとともに行動を起こす。しかし、メイドマンのほとんどは夜型の生活を好む。だから、大成できるのはごく一部だけなのだ。(中略)
ハードに働かなくても成功できると思っているなら、引き出しいっぱいのシルクのパジャマを買えばいい。甘い考え方をしている人間にできるのはその程度の贅沢だ。(中略)
ビジネスで成功するための秘密の方程式は存在しない。ただし成功者に共通することが一つある。それはハードワーク、つまり「努力」だ。

 

ハードワークをしていれば、「執念」も生まれます。「これだけ頑張ったんだから負けたく無い」とあきらめにくくもなります。

自分のすべきことに集中しろ

優秀なメイドマンは物事をシンプルに考える。そして、さっさと要点に入る。すべては、カネを手にするまでの工程を明快かつ単純にするためである。(中略)
目の前にちらつくチャンスに目を奪われ、今できることを明日に伸ばしていれば、いずれ災難に見舞われる。頭の中も生活も混乱し、目標達成が難しくなる。無駄は省くに限る。目標の達成だけを考えることだ。

 

ハードワークを勧めてはいますが、「賢く」仕事ができていないのでは意味がないとも著者は言います。「頭を切り落とされたニワトリ」みたいにかけずりまわるなと。自分のやるべき業務を絞り、それに集中しろということです。

信頼できる人物を選んで、仲間に引き込め

一人では大きな計画を遂行できません。情報収集はマフィアの世界でも欠かせないものですし。ただ裏切りがはびこる任侠の世界で、ほんとうに「信頼」できる「仲間」かどうかはどのように判断するのでしょうか。彼は条件として3点挙げます。

  • 誠実であるかどうか
  • 有能であるかどうか
  • 頼りになるかどうか

第一の条件「誠実」が欠けているとどうなるか。8年以上一緒に死線をくぐり抜けてきた相棒が筆者の違法行為をすべてファイリングしていたエピソードが語られます。当局に目をつけられたら「見逃してもらう切り札」として使うために

 

第二の条件を満たすものが「カネを稼いでくれるし」しかも「自分も優秀だと思われる」利点があるといいます。

 

第三の条件、これも説明不要の条件です。

頼りにならない人間を側において面倒をみてやる義理はないのです。そいつのせいで命を落とす可能性さえあるのですから。

【あとがき】

いかがでしたでしょうか。この「基本の基本」に続いて、「マフィアの思想そのものである」とマキャベリ「君主論」を讃え、いかにしてこの「マフィアのバイブル」を活用して、周りをねじ伏せていったか。

また、後年、命がけでファミリーから抜けることを決心した後は「マキャベリ」から離れ「ソロモン」に傾倒する様など、読みどころは多めです。

「裏社会」での火花散るエピソードや、ビジネスに通じるマフィアの考え方に興味のある方にオススメします。